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第67回 よい歯を育てるコンクール

伊都歯科医師会では、毎年6月に歯と口の健康週間事業として「よい歯を育てるコンクール」を開催しています。

昭和28年、戦後の未だ混乱期の中、口腔衛生の思想がまだ一般的に知られていないという事で、当時の先生方がこの様な事ではいけないと歯磨きの習慣やフッ化物入りの肝油等の普及を考えられ、併せて第1回の「口腔優良児コンクール」を開催いたしました。このコンクールは第20回まで続けられ、昭和47年度には団体表彰としては全国第1号となる文部大臣表彰を受けています。この折に、コンクールを「よい歯を育てるコンクール」と名称を変更し、審査基準、採点基準を変更し、日常の口腔衛生に対する認識の向上を希うという姿勢に改め現在に至っております。

今年も6月6日(木)「高野口小学校体育館」にて「第67回よい歯を育てるコンクール」を開催いたしました。本年度参加校は伊都地方の小学校より23校、児童134名、引率の先生49名の参加を得て行われました。
また、会場には各幼稚園、小学校、中学校から「歯のと口の健康に関する図画・ポスター」3,054点の中から選出されました図画ポスターが展示され、児童や先生方の目を引いていました。

「第67回よい歯を育てるコンクール」は、伊都歯科医師会 土田会長の挨拶の後、前年度優勝校の妙寺小学校よりカップの返還がありました。
次に審査の基準の説明の後に慎重に審査され、審査の待ち時間には様々なブースが設けられ、「お口の中をのぞいてみよう」CCDカメラのブース、「歯医者さんになってみよう」キッザニアデンタルのブース、「よい歯博士検定」クイズのブース、「歯の模型をつくる」ペーパークラフトのブース、今年から新たに増えました「色々な歯ブラシ」展示のブースに集まり楽しく学習していました。

審査終了後、歯と口腔についての学習がありました。イラストや口腔内の写真を見て児童らと質疑応答や、液晶プロジェクターや紙芝居を用いてそれぞれ学年に応じた歯と口腔の勉強をしました。
審査の結果、団体の部1位 妙寺小学校、2位 境原小学校、3位 橋本小学校となりました。

最後に伊都地方教育長連絡協議会 宮本会長の閉会の辞にて「第67回よい歯を育てるコンクール」を閉会いたしました。
今回のコンクールを無事終了することができたのも熱心に協力してくれた先生方、関係諸氏のおかげだと感謝申し上げます。なおこの事業は、昭和59年度に厚生大臣賞、平成14年に日本歯科医師会表彰、平成15年には和歌山県県知事表彰を賜っております。

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