歯周病の話 － 一般社団法人　和歌山県歯科医師会

歯周病の話

　歯槽膿漏かなと思ったことありますか？ 歯槽膿漏とは正式には『歯周病』と言い糖尿病のような生活習慣病の一つです。

　初期には歯肉の発赤や腫れ、症状が進行すると歯根を支えている骨（歯槽骨）が破壊され歯がぐらぐらと動きだし、放っておくと最後には歯を失うことになります。 ただ、初期の段階では自覚症状に乏しく（痛みなどはなく）、多くの患者はかなり進行してから異常に気がつくことが多いです。

　抜かなければいけない歯の約半数は、歯周病が原因と言われています。 歯を磨いた時に出血する、つまようじなどで歯と歯肉の境目を触った時に出血する、リンゴをかじると血がつく、なんとなく歯肉が腫れぼったい、これらの症状は歯周病の可能性が高いです。

　なるべく早く、手遅れにならないうちに、歯科医院に行き指示を受けて下さい。