県民の皆様へ 和歌山県歯科医師会からのお願い

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「 118日は、いい歯の日 」
“口腔ケアでコロナ・肺炎の予防に繋げる!”

新型コロナウイルスは、鼻・口や舌粘膜からも感染します。歯周病を放置すると、歯周ポケットという深い溝が出来てしまい、細菌の温床となり、ウイルス感染しやすくなる可能性があります。口腔の環境の良し悪しがウイルスの体内への侵入に大きく影響しますので、口を清潔にすることは新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの予防に有効です。

定期健診などの長期にわたる中断は、むし歯や歯周病の悪化を招き、新型コロナウイルス感染時の重症化に関連するとされ、生活習慣病のリスク因子にも影響を与えて健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、次の流行期が来るまでの流行間期に歯科医院を受診することをお勧めします。

また、和歌山県歯科医師会も感染防止対策を適切に実施している証しとして日本歯科医師会発行の「みんなで安心マーク」の取得を各歯科医療機関に推奨しています。

こんな時だからこそ より一層、歯科医院でのプロケアを受けましょう。

みんなで安心マーク

新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い緊急事態宣言の延長が決定されました。
和歌山県は特定警戒地域ではありませんが、3密(密閉・密集・密接)の回避など、県民の皆様にとりましては、いろいろな面で不自由・不安をお持ちのことと存じます。

歯科医師、スタッフにとって感染リスクが高いとされる歯科医療現場ですが、私たちは日頃より肝炎やエイズなどのウイルス感染症対策をしっかり行っており、新型コロナウイルス感染症に於いても全国でこれまで歯科治療を通じて患者さんへの感染報告例はありません。

また、政府より歯科医師に於いても新型コロナウイルスのPCR検査が可能になりましたが、かかりつけの歯科医療機関ではPCR検査はできませんのでご注意ください。

私たちの歯科医療に於きましても、県民の皆様から歯科治療について多くの質問をいただいております。

治療の緊急性については、

  • 痛みや腫れなどを放置すると重症化や全身へ影響を及ぼすことがあります。
  • 歯周病などの定期管理も全身状態に関係し、高齢者や特に在宅や介護施設での口腔衛生状態の低下で誤嚥性肺炎などが生じることが懸念されます。
  • 義歯を装着せず、噛めない状況が続くことは、全身の健康を損ないます。

このように処置の緊急性は患者さんの状態により様々ですので、まずはかかりつけ歯科医にご相談ください。医療機関受診が困難な方に於いては、電話等により歯科相談やお薬を処方できる場合もあります。

不規則な食生活を避け、口の中を清潔にして細菌の数を減らす口腔ケアこそが、免疫力を上げ、誤嚥性肺炎や新型コロナウイルス感染症の予防につながります。

今後も和歌山県歯科医師会は、さらに感染予防策を徹底し、県民の皆様の健康を守るために安全・安心な歯科医療に取り組んで参ります。

一般社団法人 和歌山県歯科医師会

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