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歯並びや噛み合わせが悪いと、どのような困ることがあるのでしょうか?

それは不正咬合の状態により異なりますが、色々な不都合が起こることがあります。

  1. 歯がデコボコに並んでいたり、重なり合っているところには食べ物がたまりやすく、歯磨きをしてもブラシの毛先が届かず歯垢(プラーク)が取りきれないために、『むし歯』や『歯肉炎』、そして『歯周病』の原因になります。
  2. 口は食物の入り口で、美味しく味わうことには大切な役割を果たすところです。かみ合わせが悪く、十分に食物を咬み切ったり、咬み砕くことができなければ、その後の胃や腸に大きな負担がかかることになります。また良く咬むことにより頭全体を刺激し、脳内の血液の流れが良くなると言われています。
  3. 上下の歯がうまく咬み合っていない場合、空気がもれたり舌の動きがぎこちなくなり、発音が不明瞭になることがあります。特に出っ歯や反対咬合、開咬では正確な発音をすることが難しいでしょう。
  4. 口元は顔の表情の上で大変重要な部分を占めています。人間は社会的な動物ですから、話したり笑ったりした時に、口元や歯並びは大切な役割を果たします。きれいに並んだ歯は健康そのもので、積極的な印象を与えます。反対に歯並びが悪いと引っ込み的になり劣等感を持ったりして、その人の性格にまで悪影響を及ぼしかねません。

 以上のような歯並びや咬み合わせが悪い場合は元より、悪くならないように予防するためにも、日頃からかかりつけの歯医者さんでの咬合管理と、適切な時期での歯列矯正治療が必要となるでしょう。

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